建築とは、建築主が頂点にいて、その下に設計事務所や建設会社などが横一列に並んで行う“共同作業”だと考えています。
建築の設計を“作品”と言う人がいますが、ひとつの“仕事”だと言うべきです。
建築は、建築主の高額な投資があって、はじめて実現します。
お客様の満足が得られなければ、決して良い建築とはいえません。
絵画や彫刻のように、作家が自由に自己表現できる“作品”とは違うのです。
「夢の建人(ゆめのたつじん)」とは、最初のお客様の言葉から付いた名前です。
建築主の夢をかたちにするのが私の仕事であり、
建築は、使い手である人間が主役なのです。
病気のときは医者に行き、法律的な問題があれば、弁護士に相談します。
建築の場合はどうでしょうか?
高額な投資をする事業なのに、一級建築士という国家資格を持ち、設計・監理を専門職としている建築設計事務所を訪ねる方は少ないようです。
建築設計事務所は、お客様の要望を聞き、絶え間ない試行錯誤を積み重ね、可能性の徹底的な追求、あらゆる代替案との比較検討を通じて、設計を進めていきます。
さらに工事金額のチェックや工事契約の協力、工事監理、既存の建物の調査・点検などを行います。
モデルハウスを展示して、メニューの中から気に入ったプランを選んでもらう、いわゆる商品として家を“売る”業者とは根本的に違います。
設計を専門職として20年以上の経験を持つ一級建築士が担当します。
設計を専門職として20年以上の経験を持つ一級建築士と建築設備専門の設計者(給排水衛生設備や空調設備、電気設備などの設計)が担当します。
延べ床面積約35坪の木造住宅新築工事の際、設計図書を80枚作成しました。
確認申請書に必要な図面だけではなく、展開図や建具表、家具図、各部詳細図、機械設備図、電気設備図などを作成します。
設計・監理を専門職として20年以上の経験を持つ一級建築士が担当します。
施工状況写真集・工事監理報告書・工事監理事項記録書等を作成します。
延べ床面積約35坪の木造住宅新築工事の際、施工状況の写真を170枚撮影しました。
工事現場へ頻繁に出かけて、施工の適切性などを監理します。